水陸両用車DUCKツアーでハプニング
水陸両用車DUCKツアーでハプニング
シンガポールで人気の観光ツアー、DUCKツアーに滞在最終日に参加しました。
事前にRegentホテルのコンシヤージュで最終回の6時のツアーに申し込んでもらい、チケットの購入は現地支払いです。大人33ドル、子供17ドルでした。このツアーは両親も連れて行ったので、無事ボートに階段を上って乗れるかが課題でした。事前の電話確認では、階段を上れるならば、車椅子は預けられるので問題ないとのことでした。
つづく
最初に受付でチケットを購入して、売り場の横で乗車前のオリエンテーションを受けます。ビデオで緊急時の対応を説明するのですが、海における事故対応が中心で、この後に起こったハプニング対応の説明はありませんでした。まさかあんな事故が起こるとは予想もつかなかったのでしょう。
ボートはSuntec City モールから一般道路を通り抜けて、海のほうへ向かいます。5分も走らないうちに、海に入っていってボート運行となります。車時の乗り心地は左右上下に揺れてよくありません。さすが軍用車を改良しただけあって、乗り心地はあまり考慮していないのでしょう。海へはDuckツアー用に造られた専用出入り口から一瞬で突入します。
ここからはボートツアーですが、なんのことはない単なるボートの市内クルーズイングと変わりありません。ただし、一緒に乗船するガイドがシンガポール市内の有名建造物をクイズを交えて紹介していきますので、それに回答できれば景品をGetできます。
その中で出たクイズには、「マリーナマンダリン・ホテルの形は何の動物をモチーフにしているか?」「シンガポールのコンサートホール、エスプラネード-シアター・オン・ザ・ ベイの愛称はドリアンであるが、何をモチーフにデザインされたか?」の2つありました。クイズは毎回違うようですが、もし同じ質問が出たら答えるとDuck笛をもらえます。ちなみに答えは前者が「エレファント」、後者が「マイクロフォン」でした。
我が家は前者の質問に答えて、Duck笛を1つ入手。下の子が貰ったところ、上の娘が不服そうだったので、後でガイドのお兄さんがそっと娘にもくれました。
さて、マリーナ・ベイのマーライオンの前にボートが到着すると、そこからはUターンしてSuntec cityモールに戻っていきます。同じ航路をたどって上陸。再びバスとなって市街地に入っていきましたが、市街地を走行中何度か車から異音がしました。7時ごろは車の量も多く、一旦は左に寄せて車両点検をしましたが、原因はわからず再度走行しました。すると100mを走らないうちにボン、ボン、バキッという異音がして、いきなり車両が左に30度ほど傾きました。最初はアトラクションの何かと思いましたが、車上から下を見ると、なんと1.5mほどある大きな後輪タイアが1つ外れています。
ツアー側はしばらく対応を考えていましたが、結局すぐには修理不可能ということもあり、全員降船することとなりました。しかし、ここで問題が。階段は上れても果たして足が悪い父親が梯子を下りることができるか。ツアーガイド、ドライバー以外に同じくバスに乗り合わせていた他のお客さんまで協力してくれ、4人ほどで脇を抑えてもらいながら、なんとか地上に降り立ちました。自然と周りからは拍手が。本当に幸いなことに誰も怪我をしなかったこともあり、10数人いた乗客達は全く怒ることもなく、むしろこの体験を大いに楽しんでいる様子でした。
ここに同じツアー会社の“HIPPO Tour"用のバスが迎えに到着しました。二階建てで上階はオープンになっています。このバスに全員乗り込んで、Suntec cityに戻りました。子供達はあっという間に2階の最前列に陣取っています。この事故で1時間のツアーが90分ほどかかり、帰りは二階建てバスから美しい夜景も見ることができ、思わぬハプニングがあったとはいえ思い出のツアーになりました。ツアーのガイドも最後に「ダックツアーとヒポツアーにご乗車ありがとうございましたぁ!」と挨拶して笑いを誘っていました。Suntec cityに到着すると、お詫びのしるしか全員にDuck笛を配っています。これで合計8個も笛を入手しましたが、個人的にはもう少しよい記念品を期待しました。
- [2005/05/07 12:17]
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